TOEIC・英語イディオム
idiomイディオム、英熟語の覚え方にはちょっとしたコツがあります。
イディオムの一番理想的な覚え方は、文脈からその英熟語の意味のイメージを読み取るというものです。
例えば、
I'll go after you. (君についていくよ。)
この場合、「go after」が「〜を追う」という意味のイディオムなのですが、文章を読むことでその意味をイメージすることができますか?
go(行く)、after(〜の後に)なので、「後に行く。」つまりは「追う」という意味がイメージできるかどうか。これがイディオムを覚える上で大事になってきます。
多くのイディオムはこの文脈からの推測で意味を知ることが出来るのですが、この方法では全く意味が通じないイディオムというのもあります。
例えば、
go at (〜を攻撃する。)という意味のイディオムがあるのですが、これは先ほどの方法で意味を推測するのはちょっと難しいですよね。
そういったものは英熟語本などで補足的に覚えていくのがいいでしょう。
しかし、基本はやはり文脈からイディオムの意味を知るというのが一番理想的です。それらに慣れるためにもできるだけ沢山の英文に触れるようにしてくださいね。
英熟語は文脈で覚えてしまえ!
英熟語は英単語よりも覚えるのには実はやっかいなものです。
一つの単語から派生する言葉。
例えば、「bring」を使った英熟語。このたった一つの単語だけでも数多くの英熟語が存在します。
・bring about 引き起こす; なし遂げる
・bring along 同伴する; 向上させる; 成長を促す.
・bring around 連れてくる
他にも、bring back (連れ)戻す、bring down 下げる, 落とす、bring forth 産む, (実を)結ぶ、等等。
この他にもまだまだ存在するから、ほんと、嫌になってしまいますよね。
しかし!
英熟語をうまく使いこなすことができると、それだけその人の話し方はネイティブに近いものになっていきますので、ここは何とか踏ん張って、完璧にとは言いませんが、ある程度は覚えておきたいところです。
ちなみに、私が「英会話がうまい人ってどんな人?」と聞かれれば、「どれだけ絵熟語を適切に使いこなせるか。」と間違いなく答えます。初心者の方は「どれだけ英単語を知っているか。」と答えがちなんですが、実はそうではありません。
もし、あなたの周りに英会話が得意な人が居れば是非同じことを聞いてみてください。きっと私と同じような答えが返ってくると思いますよ。
そこで、そんな大事な英熟語ですが、覚え方にも多少のコツがあるのですが、これは後日お話するとして、今回は私が見つけた英熟語の勉強によいと思われる本をご紹介しておきます。
解体英熟語 増訂版
風早 寛
この本はただの英熟語の羅列ではなく、解説もしっかりしており、設問で問題集的な役割も果たしているので、ただ単に暗記するのではなく、実際に覚えた英熟語を練習するものとしてももってこいだと思います。
英熟語をしっかり覚えれば、英単語をそれほど覚える必要はなくなってきます。
あなたも是非この感覚を身に着けてください。